匠工房は、身近な自然(光・水・風など)との共生をテーマに、こだわりを持った家づくりをしています。
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東雲寺 庫裡改修工事  
 
 
  • ■東雲寺は、長浜市川道にある天台宗の寺院である。
  • ■境内は、薬医門である表門、入母屋造りで桁行7間の大規模な本堂(文政2年 1819)、鐘楼、庫裡を配置し寺観を整えている。
  • ■今般改修工事をおこなった庫裡は、本堂より古い建築と伝えられるが、詳細な建築年は不明であるが、明らかに200年は経過した建築である。
  • ■改修内容は、傷みの激しい屋根瓦の葺替えをすると共に、軸組脚部の補強、外壁の修復を行っている。
  • ■屋根瓦の葺替えにあたっては、下地垂木まで撤去し、レベル調整の上、小屋組を補強している。
  • ■今回の屋根改修前の瓦葺替えは、明治14年(1881)に行われている。
  • ■140年ぶりの屋根の葺替えとなるが、日本瓦の耐用年数には改めて驚かされることが多い。
  • ■二十数年前に境内北に庫裡の新築、十数年前に本堂の改修をおこない、今回引き続き庫裡の改修設計を依頼されている。
  •  改修計画にあたり必須の屋根葺替え工事にあわせて
  •   1)耐震補強を施しての改修案
  •   2)本堂よりの雪害をさけるための曳家しての改修案
  •   3)水まわりの部分改修案
  •  等、様々なプランの検討をおこなった。
  •  庫裡は時々に建具を取りはらい、一室の空間として使用できることが要求されたため、耐力壁の配置は取り止めて、足固め等の最小限の耐震補強を施して、主目的である屋根の葺替えをおこなうことになった。
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    南西外観 玄関土間

     

    着工前写真 

      

    南西外観 南西外観

     

     

    鬼瓦 

     

     

    玄関土間 玄関土間

     

     

    水屋外観 水屋外観

     

     

    水屋 水屋

     

    工事中写真 

     

     

     

    建て起こし用の基礎を設けて建て起こしをおこなっている 又、既存の礎石まわりはコンクリートにて包み補強している。

     

     

     

     

     

    主柱の柱脚は、2本の足固めで挟みこみ補強している。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    主柱の柱脚を2本の足固めにて挟んだ状況。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    既存の桁行方向の足固めは活かし、梁間方向の足固めは交差しない位置にて新設している。

     

     

     

     

    南西外観 南西外観

     

     

    瓦の仮置き 瓦の仮置き

     

     

    南入母屋部 南入母屋部の瓦葺状況

     

     

    大棟の施工状況 大棟の施工状況

     

     

    大棟の詳細 大棟の詳細

     

     

    鬼瓦の据付部詳細 鬼瓦の据付部詳細

     

    完成写真 

      

    南西外観 南西外観

     

     

    玄関土間 玄関土間

     

     

    玄関土間 玄関土間

     

     

    玄関土間 玄関土間

     

     

    水屋 水屋



     

    Before&after

    <南西外観>

    改修後 改修前

     

    <水屋>

    改修後 改修前

     

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