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雲南省の白族民居
 
 

 白族の人は、120万人余り。その80%以上は、雲南省内に居住している。又、雲南省内の白族は、その80%以上が大理白族自治州に居住している。州内にある古都大理は白族の主要な居住地として、歴史が長く、その形式は、大理国時代(宋と元の時代、日本の鎌倉時代)である。

 大理の街は、洱海という大きな湖と蒼山連峰の間に挟まれて、周辺は田園風景の広がるとても美しい所である。
 白族の伝統民居は井幹式住居、石造住居、院落式住居がある。
 井幹式住居は日本でいう校倉造りで、実在する住居は少ないという。
 石造住居は、農家に多く、その石材は、近くの川で採れた卵石とよばれるものでつくられている。
 院落式住居は白族民居の中で一番多く漢風坊院とよばれている。漢風坊院は、白族の伝統居住と漢の時代の伝統住居を結合したもので、白族の漢化とあわせて形成されたものである。その住居の配置は三坊一照壁が多い。
 照壁は白族民居の重要な構成要素であり、典雅がデザインが多い。
 真白な照壁の真ん中に、「福」の字を書いたり又、山水画を書いたりする。照壁の4周にのみ絵を書き、中央部を真っ白にしたものもある。
 白族の民居の装飾はすべてに「雅」を主題とし精微で美しいものである。

一部「中華民居」中国電力出版社より抜粋 日本語訳 楊娟

 
 


大理周辺の散居村、後方は蒼山連峰


洱海


白族民居の大門(住居の正門)


軒裏の斗拱


白族民居の大門(住居の正門)


   


白族の大門(住居の正門)


白族民居の照壁(大門の近くに立てられる目隠しの壁)


石造の農家


白族農家の中庭型住居


白族の伝統民居の建方


白族の女性

2007.11.25 撮影

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