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浄土真宗本願寺派の本堂である。
これまでの本堂は老朽化が激しく、改築することになった。
建て替えにあたり、旧本堂の優れた造りであり御堂の象徴的な部分は引継いで使用することとした。向拝部分の虹梁、木鼻、手挟み、かえる股、又、内部においては結界の欄間、脇壇の虹梁、組み物を再使用している。
新築の御堂の中に信仰を見守ってきた部材を引継ぐことで、信仰の時が繋がってゆく。
計画当初の段階では、限られた資金で建築を計るために各部のつくりを変えた計画案数案を作成、検討がなされ仕様が決定され建設に漕ぎつけている。
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