GUEST HOUSE 楽
・十数年前、知人に柏原区内にある合掌造りの古民家に案内された。
・それは知人の生家であり、近日中に解体されるとのことであった。早速に構造部材をチェックし、今後修復することを約束して譲渡頂くことになった。
・以後十数年、物置として使用されていたが、今般、ゲストハウスとして再生することになった。
・地域の特徴を色濃く残し、生活文化の結晶とも言える古民家を活用することは、地域の新たなアイデンティティを醸成することにつながると思っている。
・ゲストハウスがはこんでくれる新たな人とものごとを通して、新たな地域情報が発信されることを願っている。
南西側外観
南側外観
地域交流スペース
地域交流スペース(見返し)
座敷
リビング
寝室
洗面
浴室
改修後の新たな棟飾り
江戸時代より中山道の宿場町(柏原宿)という歴史をもちながら、近年宿泊する場所のなかったこのまちにつくられたゲストハウスである。
宿場町という他所からの人たちを受け入れ、送り出してきたそんなDNAをもつこのまちは、他者の受け入れについて寛容なポテンシャルを感じるまちである。
ゲストハウスはそのまちに滞在し、観光し、まちを感じる『まちの入口』であると共に『まちの顔』であると思っている。
そのようなまちを感じる場所として、これを継続してゆくことは、30数年前このまちに移り住み、このまちと関わりながら、建築設計という生業を続けてきた者として、まちへの恩返しの形だと思っている。
着工前(南西側外観)
完成後(南西側外観)
着工前(南東側外観)
完成後(南東側外観)
着工前(内部全景)
完成後(リビング)
着工前(座敷)
完成後(座敷)
着工前
完成後
(内部より土間をみる)
(内部より地域交流スペースをみる)
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