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私達は、年間に数件の住宅づくりを手掛けますが、その度に住宅設計の奥の深さに
震撼し、心新たにしています。とりわけ、今回の養老の家は、私達が過去に手掛けた
住宅の中で最大規模のものです。
このような大規模な住宅に関わらず、大半の部分で私達設計者に『おまかせ』となり
信頼され建築することの責任の重大さと、信頼の深さを実感する家づくりとなった。
敷地は市街地の中にあり、周囲に身近な自然を求めることができないために、建物の中心に中庭を配している。
各室より中庭を通して、季節の移り変わりを写す縁、自然のリズムとともにある光、風を五感で感じ、日常生活の中で、生を実感できるような器づくりをめざした。また
民家の再生に取り組む私達は、古民家に接する機会も多くあります。その中で学ぶ
民家のかたち、地域の住宅づくりから消えてしまった骨太な柱・梁、素朴な塗り壁、繊細な表情をもつ和紙等をインテリア要素として多く取り入れている。 これほどの規模の住宅となると、住宅のスケールを逸脱して、各室の細部が粗くなり
やすいが、現場担当者の熱意に支えられ、精緻な仕上りとなっている。
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